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赤峰勝人さんの畑の様子

平成17年6月9日のようす

「なずな」のお店です。

ジャガイモには日よけがかけてありました。家で保管するときも暗い所におくことが大切ですね。

キュウリは今が旬

なずなの塩は美味しいです。

吉田さんの本も置いて下さっています。

五島からのお二人と長崎市から1名、佐世保から6名で赤峰農場を訪問しました。

ビワの種が干してありました。これを焼酎につけたりして使うそうです。ビワの種は万能薬とのこと。

田植えの準備が進んでいました。みんな共同で育苗中です。お弟子さん達は、米の栽培ができるようになると自立していくことになっているようです。

かぼちゃ畑は壮観でした。

25枚ほど葉が出ると、成長点を切って、のびるのを止めます。

ひと株で50個ぐらいとれるそうです。
自家採種してとても美味しいカボチャだそうですから、種をもらって帰りました。

こちらはサトイモ畑。
赤峰さんが使っている黒いマルチは、トウモロコシからできているもので、土中で分解できるものです。

5種類のサトイモが植えられています。

赤しそと青しそがありましたが、雨が降らないために、花が咲き始めてしまっていました。

キュウリとトマトです。酸性雨対策で、雨よけをつけています。
台風の時には、支柱を抜いて倒すので、下に余裕をもたせて布で結びつけてあります。

キュウリを収穫させてもらいました。

キュウリの成長点はほんの先っぽなんですね。ここを切るともう背が伸びなくなります。

トマト

タマネギです。ネギ坊主のつかない品種だそうです。

ゴボウを抜かせてもらいました!!

まだ小さかったですが。そのままかじっても、とても美味しいゴボウでした。

20歳のお弟子さんが袋を活用してゴボウを育てていました。これは家庭菜園にはおすすめです。収穫しやすいですから。

スイカ畑はイノシシよけの柵と、カラスよけの糸がはってありました。黒い糸を張るといいそうですよ。
スベリヒウという野草は、潰瘍などに効くそうです。食べるとヌメリがあり、ツルムラサキと似たような食感でした。

ナス畑。お弟子さん達が、セッセと作業されています。日焼けした若者達の笑顔が気持ちよかったです。最年少は15歳です。

ゴマの芽が出ています。

ニンジンもまだまだ美味しかったです。
4年間同じ場所でニンジンを育てていましたが、イネ科の草が生え始めたので、今年から場所を変えたそうです。この草がカルシウム不足の合図だそうです。

堆肥場です。草と牛糞を野積みして、出来上がった堆肥をここに積んでいます。

竹を粉砕する機械です。寄付されたそうです!?太い竹でも粉々です。
竹はカルシウムやミネラル補給に最適。

竹の粉末が発熱して分解が進んでいます。竹を刈り取っては粉砕しているそうです。

キュウリと人参をなずなの塩でいただきました。夏の塩切れに、効果抜群!
とにかく美味しい!!中尾の頭痛はこれでスキッと不思議なぐらい直ってしまいました!!

なずな茶屋のトイレの浄化槽を見せてもらいました。人糞も堆肥にしているそうです。
半年ぐらいかけて、3槽目になると、きれいな水分状態で、最高に良い肥料になるそうです。

ねぎ。育苗場所ではお弟子さん達が色々な苗を育てています。
お弟子さんたちは、一応、1年間研修をするそうです。
その後、まだ残りたい場合、自分の畑を持って、赤峰農場でアルバイトのようにして、4年間まで研修を続けることができるそうです。原則、米が作れるようになれば、独り立ちさせるとのこと。15歳から20代の若者達が、セッセと作業をしていました。
全国に今は宅配で、野菜は出回っています。
平成15年夏のようす

一面のサトイモ畑。170cm程の背丈にビックリです!!

今度は、一面のゴボウ畑。有機農業でもこれだけ大きく展開できるのか…と感嘆…

無農薬の有機栽培のお米です。
葉の色が濃く、生き生きとしていました。

たくさん実をつけたピーマンです。

給食の調理師さん達も見学に。

赤峰さんの所では毎月、百姓問答塾を開いていらっしゃいます。とても参考になりました。

全国から重度のアトピーなどで悩む若者が集まり、合宿もできますし、スタッフとしても支えています。
子どもさんを亡くされた赤峰さんは「命」を見つめることによって、この自然界の本質、いのちの循環に気付き、農業の方向が変わってきたそうです。

お話しの中に、深い哲学を感じました。

ぜひ、大分県の赤峰農園を訪れてみて下さい。

何より、この笑顔に人柄が表れています。色々な苦労の末にたどり着いた有機農業の世界…生き方が素晴らしいですね。
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