視察報告

平戸高校での取り組み


平戸高校では、毎日、職員と生徒が当番で家庭から米のとぎ汁を持って登校しています。

それを理科室の一角で、EM菌を利用して、米のとぎ汁EM発酵液をつくっています。

さらにそれを各家庭に持ち帰り、家庭の台所から流しているのです。
(この液でトイレ掃除もおこなっています。ちなみに聖和女子学院でもトイレ掃除に使っていますよ。)

平戸地区は下水設備がなく、家庭排水は直接川に流れていきます。この取り組みを始めて1年、15年の6月にはホタルが例年に増して乱舞しました!

近くの小学校を訪問しました。
玄関には手作りの草履が…

地元小学校では地域の方と一緒にEM団子をつくり川に沈めています。

さらに、EMの拡大培養液をつくる機械も、地域で購入されて、町ぐるみで、微生物を利用した浄化活動をおこなっていました。

地域の方々が、公民館から、この微生物液を家庭に持ち帰ります。

小学校の裏庭では、生ゴミリサイクルの菜園がありました。

この地域では、しっかり、循環教育が定着していることを感じました。

それでも、まだ、給食残飯は焼却処理されているそうです。行政と地域市民とが足並みをそろえて循環型社会を作り上げたいものですね。
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