東京:足立グリーンプロジェクト訪問

平成17年7月31日(日) 足立グリーンプロジェクトwww.greenproject.net「エコプチテラス」を見学
住宅地に広がっていた区画整理事業用の700坪の空き地は長年放置され雑草が背丈以上に伸び、様々なゴミが捨てられ、住民の苦情が絶えませんでした。この地に目をつけた平田さんは行政の各機関と交渉を重ね、足立区まちづくり公社と協働で『六町エコ・プチテラス』として整理・管理することになりました。
3年前にスタートしたこの活動、見事な住民の憩いの場所になっていました。いつでも立ち退ける状態で土地を活用されている様子に、とても感心しました。

平田さんの環境に対する熱意と、おおらかで明るい性格が3年間でここまで作り上げたのですね。

この日も、エコプチテラス園芸部と自ら名乗る方々が楽しそうに花のお世話をされていました。まるで大人の部活動みたいですね!?

看板なども全て住民の皆さんの手作りです。

ヒートアイランド現象への対策として、日よけのキウイ。3年間で育つ木としてキウイを選んだそうです。

キウイの木陰にブランコやバーベキューができる場所があります。

26本のキウイが植えられ、3年目で800個の収穫が見込まれています。地域のパン屋さんがキウイパンを作ってくれ人気を呼んだそうです。

立派なビオトープも出来ていました。

素敵なガーデンですね。

写真のような空き地が今や変身!

区画ごとに分けられた家庭菜園です。

どの野菜も見事に育っています。野菜作りはお互いに教え合って特に講習をしなくても、交流の中で上手になっていくそうです。

巨大なひまわりにビックリ!?茎の太さが5cmもあります。生ごみで育っていました。

32歳の若さ溢れる平田さん。NPOセンターでお仕事の傍ら、頑張っておられます。100本以上の全国の巨樹を描き、巨樹との対話の中から学ぶものがあったとのことでした。

畑は楽しくて、毎日来られるそうです。

米も育っています。

ナスも見事ですね。

全てが手作り。

ヤーコンが育っています。みんなで使う共同区画

外の垣根にはゴーヤが植えてあり、誰でも収穫していいそうです。

畑作業の後、このキウイの木陰はありがたい場所です。

倉庫ができ、テーブルができ、屋根ができ、ここで日曜大工を楽しみながら、憩いの場所が出来ていったようです。、

毎月の生ごみリサイクルの量を測定しています。毎月300kg程度の生ごみが土に帰っているのですね。

アルミ缶回収で資金作りをしています。
毎月2万円程度になるそうです。

来園者のカウントもしてあります。たくさんの来園者があるようです。

とにかく皆さんが明るくて元気!元気!!私達もタジタジでした!?

企業の方が太陽光パネルも寄贈して下さったそうです。これで、日が暮れても電灯がつくようになっています。

人が元気になっている、素敵なガーデンでした。こんな取り組みが全国に広がるといいですね!?
これまでの様子を紹介

4人程度で始めた開墾作業。それを見た住民が次々に加わり、あっという間に100名を越えるボランティアによって整備が進みました。

1週間でこの状態までいったそうですから、すごいですね。機械などなかったので、全て手で耕したそうです。

キウイをセッセと手入れして下さったこの方は今年亡くなったそうですが、今もキウイと共に、人々の心に生きているようです。

環境に関する学習会を実施。

キムチ作り教室など。住民の方々のアイデアや技術や資材で全てが出来ています。

菜の花祭りの時には、音楽を披露する方々など、町が元気になっている様子が、よく伝わってきますね。
足立グリーンプロジェクトの皆さんからのメッセージ
人とつながり、地域とつながり、自然とつながって暮らせる喜びを、私達は日々感じています。このような拠点や生き生きとした仲間たちが、全国の街のあちこちに広がっていくことを、心から願っています。
長崎から遠く離れた東京にも、同じ思いで心つながる方々がいることを知りました。長崎県内でも大きく広がっているこの人々の環。町内会などで取り組む長崎県内の各地域のあり方に、たくさんのヒントをもらえる訪問でした。
平田さん、地域の皆さん、お忙しい時間の中を、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
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