アサちゃんの店(取材報告) |
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大村市古賀島町 電話Fax 0957−52−3390 | |
平成17年5月4日(水) 山口あさ子さんの「アサちゃんの店」を訪問しました。 急な訪問にご親切に対応していただき、ありがとうございました。 地元の皆さんと共に「貸し農園」で野菜作りをされています。 |
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手作りのお店です。 |
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アサちゃんが育てたお野菜はすべて、「EM無農薬・無化学肥料・無除草剤の旬の露地野菜」。近くの農家の方が出荷されたものの中には「EMは使ってるけれども慣行農法野菜」もあります。その栽培履歴の説明は、店番が「アサちゃん」か「店長(アサちゃんの娘)さん」なので明確にしてくれます。
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色々な生産者の方で成りたっています。 旬の露地ものしか置かないので、色々な野菜というわけにはいきません。 |
ここでの、皆さんは、EM(有用微生物)を使った農法で野菜を育てています。 |
アサちゃんです!これだけの敷地や農地を提供されて…なかなかできることではありませんね。 |
手作りの店舗です。野菜やお茶、塩、微生物資材などを販売しています。 |
隣には公民館のような建物。ここも皆さんに開放。農作業や買い物の後、宴会??交流の場として、素晴らしいですね。 |
ここで「ボカシ」をつくったり、味噌造りをしたりします。 |
育苗小屋もあります。 |
味噌造りの時に活躍する釜です。 |
野菜を洗ったり、味噌造り用の水場です。 |
地下室まであり、イモの貯蔵などに使います。 |
さあ、アサちゃん農園へ行ってみます。 |
レタスがいっぱい!!こんなに食べきれない… 残った分は、緑肥として、土にすき込んでしまうそうです。 |
貸し農園で家族の野菜をそだてていらっしゃる方です。こうして、皆さんが自由に畑の手入れをしているそうです。 |
1m2を半年で150円で、皆さん必要な面積、例えば、10m程度借りて、家庭菜園として使っているそうです。 ただし、「アサちゃん」のほうで「牛糞豚糞EM堆肥」を作りトラクターですき込んで、整地してから貸し出すそうですから、植えるだけの状態だそうです。 (土作りはあまり自由にはできないようです) |
ここにはラッキョウがずらりと育っていました。ほとんど予約済みで、皆さん、泥付きのまま、持って帰ってもらうそうです。 その他、ニンニク、ジャガイモ、レタス、ほうれん草、フキなどが元気でした。夏野菜の植え付けもはじまっていました。 |
大村の町中で、土地のない人でも、こうして家庭菜園がもてると楽しいだろうなあ!?と感心しました。実際に、お医者さんや学校関係者の方などが家族の野菜を育てていらっしゃいました。 収穫後はそのままにしておいて、土作りは「アサちゃん」がしてくれるので、とても楽だという話でした。 生ごみを入れたい人は畑の端の方や畝間に入れておけば、土作りの時にトラクターで一気にすきこみますとのことでした。 畑の手入れに来ていた方にお聞きしましたところ 「畑については全くの素人でも、いつ頃何をどのように植えたらいいか教えてもらえるし、土作りなども重機を使ってして下さるから、とても助かります。収穫時期には家族と収穫に来ます。楽しいですよ。」とのことでした。 「アサちゃん」は昔ながらの地元の農家でしたが、30年前頃から農地を人に貸すようになったそうです。こんな形の「共同貸し農園」があるなんて素敵ですね!? 「アサちゃん」と心通じる方は、ぜひ、訪問してみて下さい。 |
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下記は「大地といのちの会」通信「お店紹介コーナー」より | |
アサちゃんの朝は野菜の収穫から始まります。その日『アサちゃんの店』に並ぶ野菜を『アサちゃん農園』で採って洗って簡易包装し『アサちゃんEM野菜』のラベルが貼られるのです。 『アサちゃんの店』は1998年11月に開店しました。朝8時半ぐらいから夕方5時まで、第1・3土曜日と毎日曜日は休みです。 『アサちゃん農園』の野菜の他、「EMを使う事が条件」の生産者による農産物、加工品、有機的調味料などが陳列販売されています。生産者には「栽培履歴」を提出してもらい、消費者に見てもらえるようにしています。アサちゃんの悩みは「生産者」が高齢・篤農家であるために「無農薬・無化学肥料・無除草剤」への転換への説得説明の難しさです。この事は、どこでも同じですが「労働力と生産性安定」のための理由です。 『アサちゃん農園』では当初、近所の家からの「生ゴミリサイクル」を呼びかけてやっていましたが、石油由来の化学物、タバコの吸い殻などの混入が多く、畑にすき込めず現在は中断しています。一般消費生活者の環境に対する理解度の問題があります。 現在『アサちゃんの店』と『アサちゃん農園』と、そこでの『貸し農園』それから『アサちゃんの家』と呼ぶ公民館のようなフリースペースの建物が並んであります。 ここでは花見や何かに理由つけて、週末には宴会があったりしています。持ち込み、持ち寄り、畑の野菜が主なので公平に割り勘の庶民的「宴会」です。 社会的にエライ人も『アサちゃんの家』では「ちゃん」付けで呼ばれる事になります。「きばらない、気取らない、力まない」それと「借金しない」をモットーに『元気野菜EMアサちゃんの店』です。 |
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「アサちゃんの店」ホームページhttp://www.geocities.jp/asachanveg/sub1.htm |