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密閉処理容器の方法について質問

Q:自分のやっている方法でいいのか、この臭いで成功しているのか、わかりません。
:まずテキストに書いてある最高のやり方、特にぼかしはたっぷり使って、その時の臭いを経験して下さい。それから生ごみを刻む程度、ぼかしの量、混ぜる程度を省力していき、臭いが悪くなれば省力しすぎと言うことになります。

Q生ごみが、結構魚の内臓やアラが多めなので、液肥が生くさいです。
液肥は数日中に薄めて使うようにとある人から聞きましたが、6ヶ月そのままにしておいたものが、いまいい香りがしますが使えないのでしょうか?
A基本的には、新鮮な生ごみを漬物にして出てきた新鮮な液肥を使います。
液肥を取り出してそのままにしておくと数日で腐る場合があるので、その前に使い切るわけです。
ところがご指摘のように、液肥が少し腐敗しても、今度は逆に長期間(内容や濃さによって6ヶ月〜1年)保管、熟成させると、光合成細菌の仲間が増えてきて、くさいにおいがとれ、赤めの色で香りのいい液肥に変わっていきます。においさえ良ければ、野菜を元気にさせてくれる大変すばらしい液肥になっています。

Q:生ごみが足りないので、生ごみの代わりに草をぼかしあえにしていいでしょうか?

A:草のぼかしあえは草についているいろんな有用微生物を増やす意味では大変効果大です。しかし、いわゆる肥料分の補給という意味では草は生ごみに比べて窒素成分が少ないので、草だけでは生ごみの替わりにはならないと思います。
窒素分の補給のため、草にボカシや米ぬかなどをたっぷり加えてください。
 一番の理想は、近所の保育園等の給食施設から生ごみをもらうことだと思います。ビタミンミネラルが濃縮している皮の部分を完全にむいていますから、本当に貴重でもったいないです。環境を考える会では、給食の調理の人にボカシを混ぜてもらうことで、夏場でも2週間に一回の回収で済んでますよ。
大量に集められる草は、マルチ代わりに株元にたっぷり厚く敷いておくといいです。

よくあるまちがいコーナー
●密閉処理容器に生ごみを入れっぱなしにして、ウジが湧いた。
 塩の効いていないヌカ漬けと同じように考えて下さい。腐る前に、ウジがわく前に土に戻してください。特に夏場は直射日光をあてると高温になってなお腐りやすいです。密閉処理容器は単に2〜3週間腐らせずに熟成させるだけです。 

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