子どもの日:食育イベント
ぼくもわたしも元気を食べよう!!
〜子どもの日、本当に子どものためになる1日に!〜

平成18年5月5日(金)玉屋7階催し物会場にて

今回のイベントは玉屋さんとの協同企画ということで、会場と費用や玉屋さんが負担し、大地といのちの会が内容を企画し、ボランティアスタッフで支援しました。

田中丸常務も自ら、エプロン姿で応援に参加してくれました。玉屋のスタッフの皆さんも「参加して、とても勉強になりました。」とのこと。
大人も子どもも一緒に食育の学び合いでした。

生長点や皮の生理活性化物質を食べる大切さを伝えました。

土に入れるとまだ生き残って芽を出し根を出すこの生長点。科学でまだ解明されていない、生命力の固まりです。できるだけ食べよう!

本物たくわん。塩抜きができていなくて、しょっぱくてビックリ!あわてて塩抜きしてもらいました。この塩分の中、過酷な環境下で生きて生きて生き抜いた乳酸菌など微生物の働きによって微生物代謝物質である生理活性化物質がたくさんつまっているのがたくわんです。命の素は化学物質ではつくることができませんね。

味噌汁も同じです。ゆっくりと長い月日の中で作り出された微生物代謝物質が多量に含まれ、カルシウムタップリ、大豆・種の皮も命のもともタップリ、海のミネラルである自然海塩にワカメが入り、栄養バランスは最高です。
インスタントと飲み比べて、味は似ていても、命の量が違うことを説明しました。
乳酸菌のはたらきが最近注目されていますが、日本の発酵食品には乳酸菌がタップリです。それも塩分タップリな過酷な状況に置かれ年月をかけるほど、微生物は多くのビタミンミネラルを作り出し代謝物質である旨みや甘みを作り出していきます。

ヨーグルトやヤクルト飲料の乳酸菌は甘い液の中で2〜3日(もかからない?)で増殖したものですから、命のもとを考えれば、全くレベルが違うものです。

「長寿の国:日本」の歴史はまさに「微生物発酵食品の歴史」ですね。

西日本新聞の佐藤さんにも登場してもらったり。500mlのジュースの中に60gの砂糖が入っているんですよ!とスティックシュガー20本を子どもに握らせて、「君、これが飲める?」。
この日はお茶を飲もうね!と珍しいのでヨモギ茶を出しました。

早岐中学校の子ども達も応援に駆けつけてきてくれて感謝!
天気の良い、連休に、参加して下さった皆さんに心から感謝します。
急な企画にもかかわらず、何とか盛り上がった形で無事終了しました。

「元気になる食べ方って?」ということで、
●感謝して食べる●最初の一口は30回かむ●皮・生長点を食べる●玄米雑穀を食べる●本物発酵食品を食べる  
「元気になる食べ方ってお金のかからないことばかり!?」
この点について試食をまじえて40分間の講義形式でした。
お堅い内容で、子どもの日にもっと子どもが楽しめる部分も作ってあげれば良かったなあ…と反省は色々でしたが、草加屋さんの心のこもったお菓子のお土産もあり、地域の大人達が一生懸命、佐世保の子ども達のことを思って、準備したことですから…それに勝るものはありませんね…
平成18年5月4日(木)前日準備の様子

精米器を家電店で購入しました。17800円。
米は玄米か白米でしか流通できません。酸化してしまうので。玄米が固い人は家庭用精米器で4分づきにして食べると食べやすくてお薦めです。
皮のミネラルも胚芽も残って、最高の贅沢と言えますね。

食材を玉屋の厨房に運びました。
「タマネギの生長点である根の付け根のところを残して、ラディッシュは葉も皮も全部、キャベツの芯も混ぜて、野菜炒めに」とお願いしました。イリコをカリッと焼いてから野菜を入れてもらいました。

味噌汁のダシはイリコでとってもらい、ワカメを入れました。

本物たくわんと着色味付けたくわんを用意。

ゴボウスープは皮つきのままと皮なしのものとを味比べ。

精米器で精米しました。分づき米は酸化しやすいので、ご飯を炊く前に精米するのは最高の贅沢。お米が美味しいですよ。「たった5分ほどでできて、へえ〜こんなに簡単なの?今度、うちにも買おう」と社員の方。

キャベツやスナップエンドウなど、旬の無農薬無化学肥料の野菜をまとまった量集めるため、関係者の皆さんに協力していただきました。
【後日談】
最初の、生長点の野菜炒めでは、タマネギの根っこの付け根の部分やキャベツの芯がちっとも入っていないので、厨房に見に行くと、いつも通りに捨てて?あったり。栄養価の高い部分なのですが、捨てるのが当たり前になってしまっているんだなあ…と厨房の人達が忙しい中、いつも通りに捨ててしまっていたことが、笑い話です。

250人を想定していたのですが、5回目にはご飯が足りなくなってしまいました。ごめんなさい。
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