ボカシ作り(上級者編)長崎市生ゴミシェーパーズ塾


「糖蜜」を使います。黒砂糖の濃縮液体です。微生物の栄養になります!?
黒砂糖やキビ砂糖で代用してもかまいません。その時は1.5割増しにして下さいね。

計量カップにお湯50cc程度を入れ糖蜜3ccをとかし、40℃ぐらいにさます。

水はくみ置き水などカルキ抜きをした水を使って下さいね。
(微生物にやさしい環境にするため)

さらに計量カップにキトサン水溶液1.5ccを加える。

さらに、微生物液1号2号3号をそれぞれ0.8ccずつ入れる。(EM菌など色々な商品があります。お持ちの微生物液を3cc程度入れれば良いです。)

さらに、くみ置き水を入れ、全量が130ccになるように調整します。

大きいたらいなどにもみ殻を1kgいれます。

もみ殻に計量カップにつくった微生物液をかけて、サラサラとよく混ぜます。(もみ殻を使うと混ぜやすい、だまが出来にくいという利点があります。)

さらに米ぬか3kgを入れてよく混ぜます。
(もみ殻がない人は米ぬかの量を1kg増やして4kgにして混ぜて下さい。)

よく混ぜます。

はい出来上がり。

ビニール袋に入れて密封。(嫌気発酵させます)くるくるとねじってやると完全に密封できますよ。

結ばずにねじるだけ。使うときにほどきやすいから便利!


さらに、レジ袋など利用して2重に密封。同じようにくるくるねじって下さい。

ねじり目を下にして出来上がり。2週間ぐらい置いて、甘酸っぱいにおいがしていれば使ってOK!
(熟成保管するときは密閉容器や箱にいれておくのがいいですよ。そのまま置くと、ネズミにかじられることなどあるので…)
キトサンとは:    
今、「水溶性キトサン」は生命科学において、大変注目されているものです。1985年文部省はキトサンの研究に約60億円の研究助成をしており、各研究機関で研究が進んでいる。キトサンはキチンを酵素の働きで変化させ、作られるものです。キチンとはカニやエビの外骨格に含まれることが知られています。特に、軟らかいキチンとしては蜂の子や白カビ・こうじ菌などの糸状菌の菌糸に含まれており、これらは人間の胃や腸でもキトサンに変わりやすいのです。
昔から、コウジ菌や蜂の子を食べると健康に良いと言われており、日本の食文化は微生物食品など、カビを食べることで、長寿国となっています。これはキトサンという物質に大きく関わっていると言えそうです。
また、キトサンは、脂肪を吸着する性質をもっており、体内のダイオキシンなど化学物質を体外に排出する効果があります。そのため、ガン予防、アトピー対策に良いと言われているようです。

微生物もキトサンを直接エサとして、活性化します。微生物を活性化させるために、このボカシ作りでは少量のキトサンを加えていたというわけです。
(微生物液の量がこれだけ少なくてもできるのはキトサンの働きが大きいようです。キトサンが無い場合は微生物液の濃度をもっと上げる必要があります。)


(しかし、近年、ただのカニ殻の粉末・つまりキチンを商品化して販売しているようなものも見られます。キチンは体内ですぐにキトサンには変化できないので、大量に摂取してもあまり意味がありません。インチキ商品も多く出回っているのが事実ですので、注意して下さい。)
キトサンの研究の紹介ホームページ
キトサンを紹介するホームページへ(キトサンについての説明部分のみ参考にして下さいね)
長崎市内でこのボカシを販売しています。1kg300円だそうです.

「岩崎酒店」長崎市横尾町4−4−10 電話0958−57−5511
 介護ショップ「タスカル」(地図はこちらをクリック)
 郵便番号852−8013 長崎市梁川町6番8号  電話095−862−1785

ここで使われた有用微生物液は生ゴミシェーパーズ塾の友清さんからの紹介では、

有用微生物液(EM菌またはC&Gちゅらグリーン 1号2号3号セット各500mlが5000円
1号(乳酸菌が多い)、2号(放線菌と酵母菌)、3号(光合成細菌)

ランドグリーン(キトサン農業資材)1リットルが3000円

株式会社ハートランド佐賀 電話0952−30−1891 FAX0952−30−1891
こちらから取りよせているとのことでした。
材料等の購入先の紹介ページへ
微生物液にはEM菌を取り扱うお店も多いですし、色々な種類があります。
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